新着情報

再度のご支援ありがとうございました。

トップページやFACEBOOKサイトにてお知らせしておりました、ふるさと納税型クラウドファンディングは目標金額は達成できませんでしたが、6,302,000円ものご支援を賜り先日終了いたしました。 おかげさまで、前回のReadyfor SDGsと合わせて、職人見習い2名の三年間の活動資金を概ね確保することができました。 2年続けてご支援いただいた方々もたくさんおられ、真に頭の下がる思いです。

 

岐阜和傘協会も設立から1年を迎え、2人の修業も二年目に入りました。 コロナウィルスが蔓延する中、指導役の職人が感染しないよう薄氷を踏む思いの育成が続いております。 今年につきましては、教育と感染防止の両立に細心の注意を払いながら取り組んで参ります。 皆さま方のご指導、ご鞭撻をよろしくお願いいたします。

身に余るご支援まことに有り難うございました!(2020.1.24)

 

本日23時をもちまして5,227,000円ものご厚志を賜り、今回のクラウドファンディングは終了いたしました。 そして、SDGsマッチングギフト事業を通じて中部電力様より目標額と同額の支援もいただきました。こんなにも沢山のご支援を頂きまして、岐阜市和傘振興会改め一般社団法人岐阜和傘協会一同、厚くお礼を申し上げます。

 

和傘を守りたいという思いに数多く共感していただき、当初予定しておりました金額を大幅に上回ることができました。 1年目の後継者育成を滞りなく進めてゆけます。 資金不足のなか後継者を2人育成しなければならないというプレッシャーを抱えていた我々にとって本当に心強いことです。 その上多くの方々が和傘にエールをおくってくださったお陰で、多方面に支援の輪が広がりつつあります。

 

2年目以降、我々の力で後継者の育成を安定的に続けていくために、協会一同精一杯努めてまいります。並行して、原材料の確保、骨作りに必要な機械の更新など着実に歩みを進めていきます。

 

江戸から令和へ、そしてその先へ、和傘のある風景を守ります。引き続きご支援を宜しくお願いいたします。 

 

本当にありがとうございました!

 


岐阜和傘協会設立総会、続いて設立披露会が行われました(2020.1.13)

 

本日午前、一般社団法人 岐阜和傘協会の設立総会を行い、引き続き設立披露会を行いました。

 

 新成人の門出を祝うこの日に、岐阜県の古田知事、岐阜市の柴橋市長をはじめ、多数の県議・市議の方々、岐阜県の他の伝統産業関係者の皆さま、そして応援くださる多数の市民、サポーターの皆さまにご列席・ご参加いただき真にありがとうございました。

 

披露会では普段目にしないほど多数の和傘が展示される中、かねてよりこちらでご紹介させていただいている岐阜和傘の厳しい現状と課題、そして後継者育成にはじまる再興への取り組みを説明するとともに、近藤・前田の職人見習い両氏、長屋・羽根田の指導者両氏がその意気込みをお伝えいたしました。

 

最後に関係者一同が壇上で「傘開き」を行い、岐阜和傘協会の門出を祝うとともに和傘継承の「基盤づくり」への決意を表明し、盛大な声援を受けつつ閉会いたしました。

 

当初思いもしていなかった知事・市長にご列席いただきましたのは、クラウドファンディングを通じて皆さまより多大なご支援・ご声援をいただいたことが少なからず行政に伝わったからだと思います。 心より感謝申し上げます。  

 

それとともに、高い山ではありますが是非クラウドファンディングにおいてセカンドゴールを達成し、行政におんぶにだっこではない姿を示したいと思っております。 残り10日余りとなりましたが、何卒ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

 

(今から思えば、新型コロナ流行前のぎりぎりのタイミングで晴れの日を迎えることができ、運がよかったと思わざるを得ません)

 


今年も和傘講座がはじまりました!(2020.1.12)

 

岐阜和傘協会設立を明日に控え慌ただしい中ですが、NHK「麒麟がくる」の大河ドラマ館開場翌日でごった返している岐阜市歴史博物館にて、恒例の和傘講座が開かれました。 早いもので今年でもう29回目を迎えます。

 

 初日の今日は、竹骨を頭ロクロ、手元ロクロに糸で連結する、「つなぎ」という工程が行われました。 会場周辺の渋滞で開始に間に合わないかたが続出する波乱のスタートとなりましたが、無事初日の工程を終えることができました。

 

和傘講座は来週「張り」「畳み込み」を行い、その後私どもで最低限の修正、油引き、天日干し、漆かけを施したのち、3月初旬に「かがり」(補強と飾りを兼ねた糸かけ)工程を行い、できた傘を皆さんにお渡しする予定となっております。

 

 来年の講座の詳細につきましては、協会発足後にまたお知らせしたいと思っております。  明日はいよいよ岐阜和傘協会の設立総会そして披露会となります。 お時間に余裕のあります方は是非明日13時30分、みんなの森 岐阜メディアコスモス ドキドキテラスまでお越しください!

 


傘骨職人見習いも決定しました!(2019.11.30)

 

傘骨職人見習いとして前田 健吾 さんに決定しました!

 

「傘骨職人を志望したきっかけ・動機は?」

 

志望の動機は、「和傘の美しさに恋をしてしまった」 この一言に尽きます。

美の土台となっている傘骨には力強くもしなやかな表情があります。

骨一本一本に込められた、たくさんの技術と美を自分の手で作り出したいと

思ったのがきっかけです。

 

「今後の抱負は?」

 

日本の伝統文化を守るべく、そして日本中、ゆくゆくは世界中に和傘の美を広めるために、私は土台となる美しい骨を数多く作り出す職人になれるよう日々精進いたします。

 

「ご支援下さる皆さまへ」 

 

和傘を愛していただいている方々のご支援のもと活動できることを心より感謝いたします。 皆様の思いを一身に背負い、誠心誠意を込めて和傘と向き合っていきたいと思います。

 

前田 健吾

 

 



エゴノキプロジェクトでロクロの材料を調達できました!(2019.11.23)

 

 

11月23日朝9時より、予想外の晴天の下、全国から和傘関係者・愛好家の方々が集まり、岐阜県立森林文化アカデミーおよび山の駅ふくべの方々の支援のもとエゴノキプロジェクトが行われました。

 

 美濃市北部の山中で和気藹々とした雰囲気の中、あらかじめ森林文化アカデミーの学生さんたちが印をつけておいてくれた太さ5-6センチのエゴノキを80本ほど切るとともに、切り株からの萌芽を鹿に食べられないように防護チューブをかけてゆきました。

 

我々岐阜和傘関係者の役割は切られた木の運び出しとカバーかけです。 慣れない傾斜地の藪の中で苦労はしましたが大きなケガもなく、昼すぎには無事来年一年分のロクロ材料を確保することができました!

 

お集まりいただいた皆さん、そして保護チューブをご提供いただいた積水樹脂さん本当にありがとうございました!!  

 

散会後には真の和傘オタクと自他ともに認める(?)小林さん持参の珍しい和傘コレクションに人だかりができるなど、ミニ和傘サミットの様相も呈しておりました。

 

 来年は新しく入る職人見習いも加わり、これまで比較小数だった岐阜和傘関係者もようやく一大勢力として参加できる見込みです。 こちらではじめて知った皆さんも是非ご参加ください。